コラム

2024.08.13

もしインプラントが割れたら?割れる原因とその時の対処法とは?


  1. 1.こんなお悩みありませんか?

インプラント治療を受けた後、インプラントが割れてしまうんじゃないかと不安になることはありませんか?そんな心配や疑問を抱えている方もいるかと思います。ここでは、インプラントの耐久性や割れた場合の対応について、わかりやすくお話しします。

  • インプラントが割れるのが心配
    インプラントはとても頑丈で、長く使えるものですが、「もし割れてしまったらどうしよう」と不安を感じることもあると思います。割れるリスクがどのくらいあるのかを知っておくと、安心できるかもしれません。
  • 割れたインプラントの修復方法が知りたい
    もしインプラントが割れてしまったら、どうすればいいのか知っておきたいですよね。割れてしまった場合でも、修復できる方法があるので心配しすぎないでください。専門的な治療が必要ですが、しっかりサポートします。
  • インプラントの耐久性に疑問を感じている
    「インプラントってどのくらい持つの?」「本当に丈夫なの?」といった疑問を持つ方もいると思います。インプラントは、適切にケアすれば長持ちします。でも、どんな状況で割れることがあるのか、そのリスクを減らすためにはどうすればいいのかも知っておくと安心です。

 

これらの不安や疑問にお答えするために、各セクションで詳しく説明していきます。少しでも安心してインプラントを使い続けられるように、しっかりお伝えしていきますね。

 


  1. 2.インプラント治療とは?

インプラント治療は、失った歯を補うための方法の一つです。ここでは、インプラントの基本的な情報や、他の歯科治療との違い、さらにメリットとデメリットについて分かりやすくお伝えします。

 

インプラントの基本情報

インプラントは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(クラウン)を装着する治療法です。この治療法は、義歯やブリッジと違い、周りの健康な歯に負担をかけずに失った歯を補うことができるのが特徴です。インプラントはしっかりと固定されるため、自然な噛み心地や見た目が得られます。

 

他の歯科治療方法との違い

インプラント治療は、他の治療方法とはいくつかの点で異なります。

  • ブリッジとの違い:ブリッジは、両側の健康な歯を削って支えにする方法ですが、インプラントは周囲の歯を削る必要がありません。そのため、健康な歯に負担をかけずに治療が可能です。
  • 入れ歯との違い:入れ歯は取り外しができる反面、安定感に欠けることがあります。一方、インプラントは骨にしっかり固定されるため、安定した噛み心地が得られます。また、入れ歯のように日々の取り外しや清掃が不要です。

 

インプラントのメリットとデメリット

インプラント治療には、他の治療法にはない多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットもあります。

・メリット

  • 自然な見た目と噛み心地:インプラントは、天然の歯に非常に近い見た目と機能を持っており、食事や会話を自然に楽しむことができます。
  • 周囲の歯に負担をかけない:インプラントは独立した人工歯なので、他の歯に負担をかけずに済むのが大きなメリットです。
  • 長期的な安定性:適切なケアを行うことで、インプラントは非常に長持ちします。多くの患者様にとって、インプラントは一生ものの治療法となり得ます。

・デメリット

  • 治療期間が長い:インプラント治療は、顎の骨にしっかりと固定するまでの時間がかかります。治療には数ヶ月を要することがあります。
  • 費用が高い:インプラントは他の治療法に比べて費用が高くなることが多いです。しかし、その分の価値を提供することができる治療法です。
  • 手術が必要:インプラントを顎に埋め込むため、手術が必要です。手術にはリスクも伴いますので、事前に歯科医師としっかり相談することが大切です。

 

インプラント治療には、多くの利点がある一方で、治療にはリスクやコストも伴います。次のセクションでは、インプラントが割れる原因やその対策について、さらに詳しくご紹介します。

 


  1. 3.インプラントが割れる原因

インプラントは非常に強くて耐久性がありますが、さまざまな要因によって割れるリスクがあります。ここでは、その原因についてわかりやすく解説します。

 

噛み合わせの不具合

インプラントが割れてしまう原因の一つに、噛み合わせの問題があります。噛み合わせが正しくないと、インプラントに偏った力がかかってしまい、割れるリスクが高まります。

  • 噛み合わせの不均等:他の歯と比べてインプラントにかかる力が強くなってしまうと、耐えきれずに割れることがあります。特に、夜間の歯ぎしりや食いしばりが強い方は要注意です。
  • 治療後の調整不足:インプラントを設置した後、噛み合わせの調整が不十分な場合も、割れるリスクが高まります。治療後のフォローアップが重要です。

 

過度な力のかかり方

インプラントに過度な力がかかることも、割れる原因になります。

  • 固い食べ物の摂取:硬いものを噛むと、インプラントに通常以上の力が加わり、割れやすくなります。氷や硬いキャンディー、ナッツなどは特に注意が必要です。
  • 外的な衝撃:転倒や事故などで口に強い衝撃を受けた場合も、インプラントが割れることがあります。スポーツをする際には、マウスガードの使用を検討するとよいでしょう。

 

インプラントの素材や設置不良

インプラントの素材や設置に問題がある場合も、割れやすくなる可能性があります。

  • 素材の問題:インプラントは通常、非常に強度のある素材で作られていますが、まれに不良品や製造過程での問題が原因で、割れやすいインプラントが使われてしまうことがあります。
  • 設置不良:インプラントの設置が適切でない場合、噛む力が均等に分散されず、特定の部位に負荷が集中してしまいます。この結果、割れやすくなることがあります。

 

インプラントが割れてしまうリスクは、これらの要因を理解し、適切なケアとメンテナンスを行うことで減らすことができます。

 


  1. 4.インプラントが割れるリスクを防ぐ方法

インプラントは、正しいケアと適切な管理を行うことで、長持ちさせることができます。ここでは、インプラントが割れるリスクを防ぐための具体的な方法についてお伝えします。

 

正しい噛み合わせの調整

インプラントが割れる原因の一つである噛み合わせの不具合は、適切な調整によって防ぐことができます。

  • 初期の調整:インプラント治療後、最初の段階で噛み合わせが適切であるかどうかを確認することが重要です。噛み合わせがずれていると、一部の歯に過剰な負担がかかり、インプラントが割れる原因になります。治療後の調整が欠かせません。
  • 継続的な調整:噛み合わせは時間とともに変化することがあります。特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、定期的に噛み合わせの調整を行うことがインプラントの保護につながります。問題が発見された場合は、早めに対処することが大切です。

 

日常のケアとメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、日常的なケアとメンテナンスが欠かせません。

  • 正しいブラッシング:インプラントの周囲を丁寧にブラッシングすることで、歯周病などのリスクを低減できます。特にインプラント部分は清潔に保ち、プラークが溜まらないように心がけましょう。
  • デンタルフロスや歯間ブラシの活用:歯と歯の間に残った食べかすやプラークは、インプラントの健康に悪影響を与える可能性があります。デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、隙間までしっかりとケアすることが大切です。
  • ハードな食べ物の摂取を控える:硬い食べ物や極端に粘り気のあるものは、インプラントに過度な負担をかけることがあります。食事内容にも気をつけて、インプラントを保護しましょう。

 

定期的な歯科検診の重要性

インプラントの健康状態を維持するためには、定期的な歯科検診が不可欠です。

  • 検診でのチェック:歯科医師による定期的な検診では、インプラントの状態や噛み合わせのバランスをチェックします。問題が発見された場合、早期に対策を講じることができます。
  • プロフェッショナルクリーニング:歯科医院での定期的なクリーニングは、日常のブラッシングだけでは落としきれない汚れやプラークを取り除くことができます。これにより、インプラントの周囲の健康を保つことができます。

 

インプラントが割れるリスクは、日常のケアや定期的なメンテナンスによって大幅に低減することができます。

 


  1. 5.割れたインプラントの修復方法

もしインプラントが割れてしまった場合、どのように対応すれば良いのか不安になるかもしれません。しかし、状況に応じてさまざまな修復方法があります。ここでは、インプラントが割れたときの修復方法や選択肢について詳しく説明します。

 

修復が可能な場合と不可能な場合

インプラントが割れた場合、その修復が可能かどうかは、割れた部分や程度によって異なります。

  • 修復が可能な場合:インプラントの割れがクラウン(人工の歯)の部分だけに限られている場合、クラウンを交換することで修復が可能です。この場合、インプラントの基礎部分が健全であれば、再手術の必要はありません。
  • 修復が不可能な場合:割れがインプラントの根元や、骨に埋め込まれている部分に及んでいる場合、修復が難しいことがあります。この場合、インプラントの再設置や、別の治療方法を検討する必要があります。

 

インプラントの再手術

インプラントが深刻に割れて修復が難しい場合、再手術が必要になることがあります。

  • インプラントの取り外しと再設置:割れたインプラントを取り外し、新しいインプラントを設置する手術を行います。再手術は、初回のインプラント手術と同様の手順で行われますが、骨の状態やその他の要因を考慮する必要があります。
  • 骨移植の必要性:インプラントの再手術の前に、骨の状態が不十分であれば、骨移植を行う必要がある場合があります。これにより、新しいインプラントをしっかりと固定するための基盤が整います。

 

他の治療オプションとの比較

インプラントが割れてしまった場合、必ずしも再手術が最適な選択肢とは限りません。場合によっては、他の治療オプションを検討することも重要です。

  • ブリッジ:もしインプラントの修復が難しい場合、ブリッジという方法もあります。これは、両隣の歯を支えにして人工歯をかける方法です。ただし、健康な歯に負担がかかる可能性があります。
  • 入れ歯:複数の歯を失っている場合、部分入れ歯や総入れ歯という選択肢もあります。入れ歯は取り外し可能で、メンテナンスが比較的容易ですが、インプラントのような固定性や自然な噛み心地は得られません。
  • インプラントを再考:場合によっては、もう一度インプラント治療を検討することが最適な選択肢となることもあります。新しい技術や治療法が出ている場合もあるため、再度専門医に相談してみることをお勧めします。

 

インプラントが割れた場合でも、適切な対応を行うことで、再び快適な生活を取り戻すことが可能です。

 


  1. 6.インプラントが割れた場合の影響

インプラントが割れてしまった場合、その影響は外見だけでなく、口腔内の健康や日常生活の質にまで及びます。インプラントがどのように影響を与えるのかをしっかり理解することが、適切な対応の第一歩となります。

 

口腔内の健康リスク

インプラントが割れると、口腔内にはさまざまな健康リスクが生じます。

  • 感染症のリスク:インプラントの割れた部分から細菌が侵入しやすくなり、歯肉や骨に炎症や感染が広がる可能性があります。特に早期に対応しないと、インプラント周囲炎や歯周病といった深刻な問題に発展することがあり、最悪の場合、インプラントの再手術が必要になることも考えられます。
  • 歯並びや噛み合わせの影響:割れたインプラントが原因で噛み合わせが乱れると、隣接する歯や他のインプラントに過度な負担がかかる可能性があります。この負担が続くと、他の歯やインプラントもダメージを受け、さらなる治療が必要になることがあります。

 

美観への影響

インプラントが割れると、見た目にも大きな変化が生じます。

  • 見た目の変化:前歯のインプラントが割れた場合、笑顔や話し方に大きな影響が出ます。特に、割れたインプラントが目立つ場所にあると、他人の目が気になり、口を開けることが億劫になることがあります。また、割れた部分が変色したり欠けたりすると、見た目の美しさが損なわれ、これが心理的なストレスの要因となることもあります。
  • 自信の喪失:見た目が変わることで、人前で笑ったり話したりする自信を失ってしまうことがあります。これが原因で、社交的な場面での活動を避けるようになり、日常生活や仕事に影響を及ぼすことも少なくありません。

 

食生活や生活の質への影響

インプラントが割れることで、食事や日常生活にも大きな影響が出ます。

  • 食事のしづらさ:割れたインプラントは噛む力が不安定になるため、食事の際に不快感を感じることがあります。特に硬い食べ物や粘り気のある食べ物を避けるようになると、栄養バランスが偏る可能性もあります。食事の楽しみが減り、食べること自体がストレスに感じられるようになるかもしれません。
  • 生活の質の低下:インプラントが割れたことで痛みや違和感が続くと、日常生活の質が大きく低下します。例えば、寝ている間にも違和感が続き、睡眠が妨げられることがあります。また、痛みがあると集中力が低下し、仕事や家事に支障をきたすことも考えられます。こうした影響は、精神的なストレスの増加や健康全般に悪影響を及ぼすこともあります。

 

インプラントが割れた場合、放置せずに早急に対応することが、健康リスクや生活の質を守るために重要です。

 

7.インプラントの耐久性を高めるためのポイント

インプラント治療は長期的な口腔健康を支える重要な選択肢ですが、その耐久性を保つためにはいくつかの重要なポイントがあります。ここでは、インプラントの寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐための具体的な方法についてお伝えします。

 

質の高い素材選び

インプラントの耐久性は、使用する素材の質に大きく影響されます。

  • 高品質なインプラント素材: 現代のインプラントは、主にチタンやジルコニアといった高耐久性の材料で作られています。これらの素材は生体適合性が高く、骨としっかり結合するため、長期間にわたり安定した状態を保つことが可能です。質の高い素材を選ぶことは、インプラントの長寿命を確保するための第一歩です。
  • 信頼できるメーカーの選定: インプラントメーカーによって製品の品質に差があります。信頼性の高いメーカーの製品を選ぶことで、インプラントの性能や耐久性が保証されやすくなります。歯科医と相談し、最適な素材とメーカーを選ぶことが重要です。

 

正しい噛み合わせと装着位置の確認

インプラントの噛み合わせや装着位置も、その耐久性に大きく影響します。

  • 噛み合わせの調整: インプラントは、噛み合わせが正しく調整されていないと、過度な力がかかり、割れや損傷の原因となることがあります。噛み合わせが不安定な場合、歯科医が定期的にチェックし、必要に応じて調整を行うことが大切です。
  • 適切な装着位置: インプラントがしっかりと正しい位置に装着されることも重要です。不適切な位置にインプラントが設置されると、力のかかり方が偏り、破損リスクが高まります。経験豊富な歯科医による施術を受けることで、正確な装着が保証されます。

 

予防的なケアと治療

インプラントを長持ちさせるためには、日常のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。

  • 日常の口腔ケア: インプラント周囲の歯肉や歯の清掃は、天然歯と同様に重要です。適切なブラッシングやデンタルフロスの使用により、インプラント周囲の歯肉炎や歯周病を防ぐことができます。インプラント周囲のケアを怠ると、感染や炎症が進行し、インプラントの脱落や破損につながる恐れがあります。
  • 定期的な歯科検診: インプラントを長期間安定して維持するためには、定期的な歯科検診が不可欠です。歯科医はインプラントの状態をチェックし、必要に応じてクリーニングや調整を行います。また、問題が早期に発見されることで、深刻なトラブルを未然に防ぐことができます。

 

インプラントの耐久性を高めるためには、素材選びから日常のケア、そして定期的なメンテナンスまで、全てが重要な要素となります。これらのポイントをしっかりと押さえ、インプラントを長く快適に使い続けることができるようにしましょう。

 

8.インプラント治療後の生活習慣

インプラント治療が無事に完了した後も、インプラントを長持ちさせるためには日常生活での習慣が非常に重要です。ここでは、インプラントの寿命を延ばし、健康な口腔内を維持するために心がけるべきポイントについてお伝えします。

 

日常のケア方法とその重要性

インプラントを長持ちさせるためには、毎日のケアが欠かせません。

  • 正しいブラッシングとフロス: インプラント周囲の歯肉や人工歯の部分も、天然の歯と同様にしっかりとブラッシングが必要です。歯間ブラシやデンタルフロスを使い、インプラント周囲の汚れをきちんと取り除きましょう。これにより、インプラント周囲の健康を保ち、炎症や感染を防ぐことができます。
  • 抗菌洗口液の使用: ブラッシング後に抗菌洗口液を使うことで、口腔内の細菌の増殖を抑え、インプラント周囲の炎症を予防する効果が期待できます。特にインプラントを入れたばかりの時期には、細菌の侵入を防ぐために効果的です。
  • 定期的なチェックアップ: インプラント治療後も、定期的に歯科医師のチェックを受けることが大切です。早期に異常が発見されれば、深刻なトラブルを未然に防ぐことができます。半年ごとの検診を目安に、プロフェッショナルケアを受けましょう。

 

食事や運動の取り組み方

日常生活の中での食事や運動も、インプラントの健康維持に大きく影響します。

  • バランスの良い食事: インプラントを装着した後も、口腔内を健康に保つためにはバランスの良い食事が欠かせません。特にカルシウムやビタミンDを多く含む食材は、骨とインプラントの結合を強化するために重要です。また、硬いものや粘り気のある食材はインプラントに過剰な負担をかける可能性があるため、注意が必要です。
  • 適度な運動: 適度な運動は、全身の健康に良い影響を与えるだけでなく、口腔内の血流を促進し、インプラント周囲の組織の回復を助けます。ただし、激しい運動やインプラントに過度な衝撃を与えるような活動は避けるようにしましょう。

 

ストレス管理と口腔内健康の関連

ストレスは、口腔内の健康に影響を及ぼす大きな要因です。

  • ストレスと噛み合わせ: ストレスがたまると、無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりをしてしまうことがあります。これが原因でインプラントに過剰な力がかかり、割れるリスクが高まります。ストレスを軽減する方法を見つけ、リラックスする時間を確保することが大切です。
  • リラクゼーション法の実践: ヨガや深呼吸、瞑想など、ストレスを和らげる方法を日常に取り入れましょう。これにより、インプラントにかかる負担を軽減し、健康な口腔内環境を維持することができます。

 

インプラント治療後も、健康な口腔内を維持するためには、毎日のケアと生活習慣の見直しが欠かせません。適切なケアを続けることで、インプラントの寿命を延ばし、快適な生活を長く楽しむことができるでしょう。

 

9.インプラントの寿命を延ばすためにできること

インプラント治療は、失った歯を補うための効果的な方法ですが、その寿命を延ばし、長く快適に使い続けるためには、日々のケアと専門的なメンテナンスが欠かせません。ここでは、インプラントを長持ちさせるためにできることについてお話しします。

 

専門的なクリーニングの必要性

インプラントの健康を保つためには、歯科医院での定期的なクリーニングが重要です。

  • 歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケア: 自宅でのケアだけでは取り除けない歯石やプラークを、専門的な器具を使ってクリーニングすることが必要です。これにより、インプラント周囲に潜む細菌の繁殖を防ぎ、インプラント周囲炎の発生を予防します。
  • 定期検診の重要性: インプラントを長持ちさせるためには、定期的に歯科医院で検診を受けることが不可欠です。定期的な検診では、インプラントの状態や周囲の組織の健康をチェックし、問題があれば早期に対応することができます。これにより、インプラントの寿命を大幅に延ばすことができます。

 

インプラントの耐久性を保つためのアドバイス

インプラントを長期間にわたって快適に使い続けるためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 硬い食べ物を避ける: インプラントに過度な力が加わると、破損の原因になります。硬い食べ物や氷を噛むことは避け、インプラントに余計な負担をかけないようにしましょう。
  • ストレス管理と生活習慣の見直し: ストレスがたまると、歯ぎしりや食いしばりが強くなることがあります。これが原因でインプラントに負担がかかり、割れるリスクが高まります。リラクゼーション法やストレス管理を取り入れ、健康的な生活習慣を心がけましょう。
  • 適切な噛み合わせの維持: 噛み合わせが悪いと、インプラントに不均等な力がかかり、破損のリスクが増します。定期的に歯科医師に噛み合わせをチェックしてもらい、必要に応じて調整を行うことが重要です。

 

インプラントは長く快適に使い続けるための優れた治療方法ですが、その耐久性を保つためには、日々のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。日常のちょっとした心がけが、インプラントの寿命を大きく延ばし、快適な生活をサポートしてくれるでしょう。

 

10.インプラント割れるに関するよくある質問

インプラントが割れることは患者様にとって非常に不安な状況です。ここでは、よくある質問にお答えし、割れるリスクを減らすための注意点についてもご紹介します。

 

インプラントが割れた場合の対処法は?

もしインプラントが割れてしまった場合、まずは落ち着いて、できるだけ早く歯科医院にご連絡ください。割れたインプラントは再手術が必要になることがありますが、状況によっては修復が可能な場合もあります。具体的な対処法としては、以下のステップを考えます。

  • すぐに専門医へ相談: 割れたインプラントは放置せず、早急に専門医に見てもらいましょう。特に、割れた部分が口腔内に残っている場合は、炎症や感染のリスクが高まります。
  • 再手術の検討: 修復が難しい場合は、新たなインプラントを埋め込む再手術が必要です。この際、患者様の口腔内の状態に合わせた最適な治療計画が立てられます。
  • 仮歯の装着: 再手術までの間、仮歯を装着することが可能です。仮歯は見た目を保ちながら、咀嚼機能を一時的にサポートします。

 

割れるリスクを減らすための注意点は?

インプラントが割れるリスクを最小限に抑えるためには、以下の点に注意することが重要です。

  • 噛み合わせのチェック: 噛み合わせが悪いと、インプラントに過度な力がかかり、割れやすくなります。定期的に歯科医師に噛み合わせを確認してもらい、必要に応じて調整を行いましょう。
  • 日常のケア: インプラントの周囲を清潔に保つことは、割れるリスクを減らすために重要です。歯ブラシやデンタルフロスでしっかりと清掃し、歯科医師から指導されたケアを日常的に続けることが大切です。
  • 硬い食べ物を避ける: インプラントには特に硬い食べ物がダメージを与えることがあります。氷やナッツ類を直接噛むことは避け、割れるリスクを減らすために歯に負担をかけない食べ方を心がけてください。

 

その他よくある質問とその回答

Q: インプラントの寿命はどれくらいですか?
A: インプラントの寿命は、適切なケアとメンテナンスを行えば20年以上持つことが期待できます。ただし、個々の口腔環境や生活習慣によって異なる場合があります。

 

Q: インプラントが割れたらすぐに痛みが出ますか?
A: 割れたインプラントに痛みが生じることはありますが、必ずしも痛みを感じるわけではありません。見た目や機能に影響が出る場合があるため、痛みがなくても早めに歯科医師に相談してください。

 

Q: インプラントが割れた後の治療費はどれくらいかかりますか?
A: 治療費は、割れたインプラントの状態や治療内容によって異なります。再手術や仮歯の装着、修復が必要な場合の費用については、歯科医師に詳しく確認することをおすすめします。

 

インプラントは、自然な歯に近い機能と見た目を取り戻す素晴らしい治療法ですが、その耐久性を保つためには、日常的なケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。インプラントが割れるリスクを最小限に抑えるためには、噛み合わせの調整や正しいケア方法をしっかりと守りましょう。何かトラブルが発生した場合は、早めに専門医に相談することで、早期の対応が可能です。インプラントは、あなたの笑顔と健康を長く支えてくれる大切な存在です。正しい知識とケアで、末永く快適な口腔環境を維持していきましょう。

 

 

『 東京審美インプラント治療ガイド:監修 松本デンタルオフィス東京 』
監修:松本デンタルオフィス東京
所在地:東京都東大和市清原4丁目10−27 M‐ONEビル 2F

電話:042-569-8127

 

 *監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス
院長 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年 日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
*所属学会

日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
*スタディグループ
5-D Japan
Esthetic Explores

詳しいプロフィールはこちらより

一番上に戻る
042-569-8127042-569-8127 無料相談WEB予約無料相談WEB予約はこちら