コラム

2024.07.15

インプラントの副作用を知っていますか?副作用のリスクと対策とは?

1.こんなお悩みありませんか?

・インプラントの副作用について心配

・安全な治療を受けたい

・他の治療法と比較したい

インプラント治療は、失った歯を取り戻すための素晴らしい方法ですが、副作用についての心配もあるかもしれません。この記事では、インプラント治療の副作用とその対策について詳しくご紹介していきます。

 

2.インプラント治療とは?

インプラントの基本情報

インプラント治療は、失った歯を補うための画期的な方法です。人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着することで、自然な見た目と機能を回復します。インプラントは、見た目が自然であり、噛む力も自分の歯とほぼ同等であるため、多くの患者様に選ばれています。

・構造: インプラントは主にチタン製の人工歯根、アバットメント(支台部)、そして人工歯(クラウン)から成ります。チタンは骨との親和性が高く、しっかりと結合するため、インプラントの安定性が確保されます。

・適応症: インプラント治療は、歯を失った場合やブリッジや入れ歯に不満がある場合に適しています。また、顎の骨が十分にあることが重要です。

 

治療の流れ

インプラント治療は、以下のステップを経て行われます。

①初診とカウンセリング:

*患者様の口腔内の状態をチェックし、治療の適応性を判断します。必要に応じてレントゲンやCTスキャンを行います。

*治療の流れや費用、メリット・デメリットについて詳しく説明します。

②治療計画の立案:

*精密検査の結果をもとに、患者様に最適な治療計画を立案します。インプラントの種類や埋入する位置、手術の方法などを決定します。

③インプラント手術:

*局所麻酔を行い、インプラントを顎の骨に埋め込みます。手術時間は通常12時間程度です。

*インプラントが骨と結合するまで、数ヶ月の治癒期間が必要です。

④アバットメントの装着:

*インプラントが骨としっかり結合した後、アバットメントを装着します。

⑤人工歯(クラウン)の装着:

*最終的に、人工歯をアバットメントに固定します。これでインプラント治療が完了します。

 

メリットとデメリット

インプラント治療には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。

・メリット

*自然な見た目: インプラントは自然な歯と見た目がほぼ変わりません。

*噛む力の回復: 自分の歯と同じようにしっかりと噛むことができます。

*周囲の歯に負担をかけない: ブリッジのように隣の歯を削る必要がありません。

*耐久性: 適切なケアをすれば、長期間使用することができます。

・デメリット

*費用: 他の治療法に比べて高額です。

*手術のリスク: 手術が必要であり、感染や神経損傷のリスクがあります。

*治療期間: 治癒期間が必要なため、治療が完了するまでに時間がかかります。

 

3.インプラント治療の副作用とは?

インプラント治療は多くの患者様にとって理想的な治療法ですが、副作用やリスクも伴います。ここでは、代表的な副作用とその対策について詳しく説明します。

 

知覚異常や鈍麻

インプラント手術の際に、顎の神経に影響を与えることがあります。これにより、知覚異常や鈍麻(感覚の低下)が生じることがあります。

・知覚異常: 口唇や顎にしびれやチクチクとした感覚が現れることがあります。この症状は一時的なものであり、多くの場合数週間から数ヶ月で自然に回復します。

・鈍麻: 顎や口唇の一部に感覚が鈍くなることがあります。これも通常は時間とともに改善しますが、まれに長期間続くことがあります。

*対策

・精密な術前診断: 手術前に詳細な診断を行い、神経の位置を正確に把握することでリスクを最小限に抑えます。

・慎重な手術: 経験豊富な歯科医師による慎重な手術が重要です。神経に近い部分の手術は特に注意を払います。

 

感染リスクと対策

手術後の感染は、インプラント治療における一般的なリスクの一つです。感染が発生すると、痛みや腫れ、膿が出るなどの症状が現れます。

・初期感染: 手術直後の感染は、手術部位の清潔さが保たれなかった場合に発生することがあります。

・遅発性感染: 手術から数ヶ月後に発生することがあり、インプラント周囲の組織が炎症を起こすことがあります。

*対策

・適切な術後ケア: 手術後は指示されたとおりに口腔内を清潔に保つことが重要です。抗生物質の服用も効果的です。

・定期的な検診: 手術後の定期的な検診を受け、早期に異常を発見することが大切です。

 

腫れや出血の対処法

手術後に腫れや出血が生じることがあります。これらは通常、数日から一週間程度で改善しますが、対処方法を知っておくことが重要です。

・腫れ: 手術後の腫れは一般的な反応であり、冷却することで症状を和らげることができます。

・出血: 軽度の出血は正常ですが、過度の出血が続く場合は医師に相談する必要があります。

*対策

・冷却: 手術後の48時間は氷嚢を使用して腫れを抑えます。120分を目安に、数時間おきに行うと効果的です。

・安静: 手術後は激しい運動を避け、頭を高くして休むことが推奨されます。

・指示に従う: 手術後のケアについては、医師の指示に従い、処方された薬を適切に服用します。

 

4.インプラント治療が向いていないケース

インプラント治療は多くの患者様にとって理想的な治療法ですが、全ての方に適しているわけではありません。ここでは、インプラント治療が向いていないケースについて詳しく説明します。

 

妊娠中の方

妊娠中の方には、インプラント治療は一般的に推奨されていません。以下の理由から、治療は出産後に行うことが望ましいとされています。

・麻酔の影響: インプラント手術には局所麻酔が使用されますが、妊娠中の麻酔は胎児に影響を与える可能性があります。

・感染リスク: 手術後の感染リスクを避けるため、抗生物質の使用が必要になる場合がありますが、これも妊娠中にはリスクがあります。

・身体の負担: 妊娠中は身体が大きな変化を遂げるため、手術による負担が大きくなることが懸念されます。

*対策

・計画的な治療: 妊娠を計画している場合は、事前に歯科医と相談し、適切なタイミングでインプラント治療を行う計画を立てましょう。

・代替治療の検討: 妊娠中に急遽歯を失った場合は、仮歯や入れ歯などの一時的な対策を講じ、出産後にインプラント治療を検討することが推奨されます。

 

骨粗しょう症の患者様

骨粗しょう症の患者様は、骨の質が低下しているため、インプラントの成功率が低くなることがあります。以下の点に注意が必要です。

・骨の強度: 骨粗しょう症の影響で顎の骨が脆くなるため、インプラントがしっかりと固定されない可能性があります。

・薬剤の影響: 骨粗しょう症の治療薬(ビスフォスフォネートなど)は、骨の再生を妨げることがあり、インプラント治療に影響を与えることがあります。

*対策

・骨の評価: インプラント治療前に骨密度を評価し、治療の適応性を判断します。

・治療の調整: 骨粗しょう症の治療薬を使用している場合は、歯科医と主治医が連携し、適切な治療計画を立てます。必要に応じて、骨移植を行い、インプラントの成功率を高めることも考慮します。

 

糖尿病などの持病がある方

糖尿病などの慢性疾患を持つ方も、インプラント治療には慎重な対応が求められます。特に以下のリスクが考えられます。

・感染リスクの増加: 糖尿病の患者様は、免疫機能が低下しているため、手術後の感染リスクが高まります。

・治癒の遅延: 血糖値が高いと、傷の治りが遅くなることがあります。これにより、インプラントの成功率が低下する可能性があります。

*対策

・血糖値の管理: インプラント治療前に血糖値を安定させることが重要です。主治医と連携し、治療計画を立てます。

・適切なケア: 手術後の口腔ケアを徹底し、感染予防に努めます。定期的なフォローアップを行い、治療の経過を確認します。

 

5.副作用を最小限にするための対策

インプラント治療は、適切な対策を講じることで副作用を最小限に抑えることが可能です。以下では、治療を成功させるための重要なポイントについて詳しく説明します。

 

経験豊富な医師を選ぶ

インプラント治療を成功させるためには、経験豊富な医師を選ぶことが非常に重要です。実績豊富な医師は、手術の際に発生する可能性のある問題を予測し、迅速に対応する能力があります。具体的には、以下の点に注意して医師を選ぶと良いでしょう。

・症例実績: 過去に多くのインプラント治療を行い、成功率が高い医師を選ぶことが重要です。多くの症例を経験している医師は、様々なケースに対応できる柔軟性と技術力を持っています。

・資格と専門性: インプラント専門医の資格を持つ医師や、インプラント学会に所属している医師は、最新の専門知識と技術を有しています。これにより、より高度な治療が可能となります。

・カウンセリングの充実: 診察時に丁寧にヒアリングを行い、患者様の不安や疑問に対して明確に説明してくれる医師を選びましょう。信頼できる医師は、治療前にしっかりとしたカウンセリングを行い、患者様に安心感を与えます。

 

精密な検査と診断

インプラント治療前の精密な検査と診断は、手術の成功に不可欠です。以下の手順を踏むことで、リスクを最小限に抑えることができます。

・歯科用CTの活用: 歯科用CTを使用して顎の骨の状態を三次元的に把握することができます。これにより、骨の厚みや形状、神経や血管の位置を正確に確認することができます。詳細な画像データに基づいて、インプラントの最適な埋入位置を決定します。

・シミュレーション: CTデータを基に、インプラントの埋入位置や角度をシミュレーションし、最適な治療計画を立てます。また、サージカルガイドを使用することで、正確な位置にインプラントを埋入することができます。このプロセスにより、手術の精度が飛躍的に向上します。

 

定期的なメンテナンス

インプラント治療後の定期的なメンテナンスは、長期的な成功を保証するために欠かせません。以下のメンテナンス項目をしっかりと行うことが重要です。

・定期検診: 口腔内の状態やインプラントの周囲を定期的にチェックし、早期に問題を発見・対処します。定期的な検診により、潜在的な問題を早期に見つけることができ、重篤な状態を防ぐことができます。

・クリーニング: 専用の器具を用いたプロフェッショナルクリーニングを受けることで、インプラント周囲のプラークや歯石を徹底的に除去します。プロによるクリーニングは、自分では届かない部分の汚れをしっかりと取り除きます。

・ブラッシング指導: 正しいブラッシング方法を学び、日常のセルフケアを徹底することで、インプラント周囲炎などのリスクを減らします。専門家から適切なブラッシング方法を教わることで、効果的に口腔内の衛生を保つことができます。

 

インプラント治療の成功には、患者様自身の努力も重要です。治療後のメンテナンスを怠らず、定期的にクリニックを訪れ、適切なケアを受けることで、インプラントを長期間にわたって健康に保つことができます。

 

6.インプラント治療と他の治療法の比較

インプラント治療は失った歯を補うための優れた方法ですが、他にもブリッジや入れ歯といった治療法があります。それぞれの治療法にはメリット・デメリットがあり、患者様の状況や希望に応じて最適な選択をすることが重要です。ここでは、インプラント治療をブリッジや入れ歯と比較し、それぞれの特徴を詳しく解説します。

 

ブリッジとの比較

ブリッジは、失った歯の両隣の健康な歯を削り、そこに橋渡しをするように人工の歯を固定する方法です。

・メリット

*短期間で治療完了: ブリッジはインプラントに比べて治療期間が短く、数週間で完了することができます。

*手術が不要: 外科手術が不要なため、手術に対する不安がある方にとっては選びやすい治療法です。

*費用が比較的安い: インプラント治療と比べて、初期費用が安く抑えられることが多いです。

・デメリット

*健康な歯を削る必要がある: 両隣の健康な歯を削る必要があるため、健康な歯への負担が大きくなります。

*耐久性に劣る: ブリッジの寿命はインプラントほど長くなく、数年ごとに交換が必要になることがあります。

*清掃が難しい: ブリッジの下に食べ物のカスが溜まりやすく、清掃が難しいため、口腔内の衛生管理が重要です。

 

入れ歯との比較

入れ歯は、取り外し可能な人工の歯で、部分入れ歯と総入れ歯があります。

・メリット

*手軽に取り外し可能: 入れ歯は簡単に取り外しができるため、清掃がしやすく、口腔内の衛生を保ちやすいです。

*費用が比較的安い: インプラントやブリッジに比べて初期費用が安く抑えられることが多いです。

*手術が不要: 外科手術を必要としないため、手術に対する不安がある方に適しています。

・デメリット

*固定力が弱い: 入れ歯は固定力が弱く、食事中にずれたり外れたりすることがあります。

*使用感に違和感がある: 入れ歯を装着することで違和感があり、慣れるまでに時間がかかることがあります。

*咀嚼力が低下する: 固定力が弱いため、硬いものを噛む力が弱くなります。

 

それぞれのメリット・デメリット

・インプラントのメリット

*自然な見た目と機能: インプラントは見た目が自然であり、噛む力も自分の歯とほぼ同等です。

*耐久性が高い: 適切なケアを行えば、長期間使用することができます。

*健康な歯を削らない: 健康な歯を削る必要がないため、他の歯に負担をかけません。

・インプラントのデメリット

*費用が高い: 初期費用が高く、保険が適用されない場合が多いです。

*手術が必要: 外科手術が必要なため、手術に対する不安がある方には適しません。

*治療期間が長い: 骨とインプラントが結合するまでの治癒期間が必要で、治療が完了するまでに時間がかかります。

 

7.インプラント治療後のケアとメンテナンス

インプラント治療は、失った歯を取り戻すための画期的な方法ですが、その成功と長期的な維持には術後のケアとメンテナンスが欠かせません。インプラントを長持ちさせ、健康な口腔環境を保つためには、いくつかの重要なポイントがあります。

 

術後のケアの重要性

インプラント手術直後は、適切なケアを行うことが非常に重要です。手術部位は特にデリケートな状態にあり、感染のリスクが高いため、細心の注意を払う必要があります。具体的には以下の点に注意してください:

・インプラント部分の清潔保持: 手術直後は、インプラント部分に直接触れず、専用のうがい薬を使用して口内を清潔に保ちます。他の歯は通常通り歯磨きを行いますが、やわらかめの歯ブラシを使用し、優しく磨くことが推奨されます。特にインプラント周囲の組織は繊細なため、無理に触れることなく、指示に従ってケアを行いましょう。

・抗生物質と鎮痛剤の使用: 医師から処方される抗生物質や鎮痛剤を指示通りに服用することで、感染の予防や痛みの軽減を図ります。副作用が心配な場合は、事前に医師に相談することが大切です。服薬スケジュールを守り、指示された量をきちんと服用することで、術後の合併症を防ぐことができます。

 

定期検診の内容

インプラントの維持には、定期的な検診が不可欠です。定期検診では、インプラントの状態をチェックし、早期に問題を発見して対処することができます。以下の内容を含む検診を受けることが重要です:

・インプラントの安定性の確認: インプラントがしっかりと固定されているか、周囲の骨や歯茎に異常がないかを確認します。インプラントがぐらついていないか、周囲に炎症が起きていないかなどをチェックします。

・かみ合わせの調整: 定期的にかみ合わせをチェックし、必要に応じて調整することで、インプラントへの過度な負担を防ぎます。かみ合わせがずれているとインプラントに余計な力がかかり、トラブルの原因となるため、定期的な確認が不可欠です。

・清掃指導: 正しい歯磨き方法やケアの指導を行い、インプラント周囲炎の予防に努めます。専門家から適切なブラッシングテクニックやフロスの使い方を学び、日常のケアを徹底することで、インプラントの健康を守ります。

 

自宅でできるケア方法

日常生活でのケアも非常に重要です。自宅で行うケアを徹底することで、インプラントの健康を保つことができます。具体的には以下の方法があります:

・適切な歯磨き: インプラント部分はやわらかめの歯ブラシを使い、他の部分は通常の歯ブラシで丁寧に磨きます。フロスや歯間ブラシも併用し、歯間の清潔を保ちます。特にインプラント周囲はデリケートなので、優しく丁寧に磨くことが重要です。

・専用のケア用品の使用: 医師から推奨された専用のうがい薬や歯磨き粉を使用することで、感染予防効果を高めます。これらの製品は、インプラント周囲の細菌の増殖を抑える効果があります。

・禁煙: 喫煙は歯周病を悪化させる要因となるため、禁煙することが重要です。喫煙は血流を妨げ、治癒を遅らせるため、インプラントの成功率にも影響します。禁煙することで、インプラントの健康を長期間維持することができます。

 

インプラント治療の成功には、患者様自身の努力も大切です。治療後のメンテナンスを怠らず、定期的にクリニックを訪れ、適切なケアを受けることで、インプラントを長期間にわたって健康に保つことができます。

 

8.松本デンタルオフィス東京の特徴

インプラント治療を安心して受けられるために、松本デンタルオフィス東京では以下のような特徴があります。私たちのクリニックは、患者様の健康と満足を最優先に考え、安全かつ効果的な治療を提供しています。

 

安全対策の徹底

インプラント治療は高度な技術と経験が必要なため、安全対策は非常に重要です。当院では、以下のような安全対策を徹底しています。

・歯科用CTとサージカルガイド: 手術の前に歯科用CTを使用して高精度な3D画像を作成し、詳細なシミュレーションを行います。これにより、インプラントの埋入位置を正確に把握し、安全かつ効果的な治療を提供します。

・静脈内鎮静法: 手術中の緊張を和らげるために、大学病院の麻酔科と連携し、静脈内鎮静法を用いて患者様がリラックスできる環境を整えています。

・徹底した衛生管理: 専用の滅菌ルームや最新の滅菌システムを導入し、手袋やコップなどの使い捨て用品を使用することで、感染リスクを最小限に抑えています。

 

最新の設備と技術

私たちは、最新の設備と技術を駆使して、最先端の治療を提供しています。

・高度な治療設備: 大学病院レベルの治療設備を備え、地域のクリニックでありながら高品質な治療を実現しています。

・精密な検査と診断: 治療前に精密な検査を行い、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を立てます。

・低侵襲の治療: サージカルガイドを使用することで、手術時間の短縮と低侵襲の治療を実現し、患者様への負担を軽減しています。

 

患者様への丁寧な説明

患者様が安心して治療を受けられるよう、丁寧な説明を心がけています。

・インプラント治療の詳細な説明: 治療の流れやリスク、メリット・デメリットについて、わかりやすく説明します。

・患者様の不安を解消: 手術が怖い、不安という方にもリラックスして治療を受けていただけるよう、常に患者様の声に耳を傾け、安心して治療を受けられる環境を整えています。

・アフターケアの充実: 治療後のケアやメンテナンスの重要性を説明し、長期的な健康維持をサポートします。

 

9.インプラント治療の成功率と耐久性

インプラント治療は、多くの患者様に選ばれている歯科治療の一つです。しかし、治療を受ける前に成功率やインプラントの耐久性について知っておくことは重要です。ここでは、インプラント治療の成功率、インプラントの寿命、そして長持ちさせるためのポイントについて詳しく解説します。

 

インプラント治療の成功率

インプラント治療の成功率は非常に高く、一般的には90%以上とされています。この高い成功率は、適切な診断と治療計画、そして経験豊富な歯科医師による手術が行われることによって達成されます 。

 

インプラントの寿命と耐久性

インプラントの寿命は、適切なケアとメンテナンスを行うことで長期にわたって維持することが可能です。インプラントは適切なケアがなされる限り、10年以上の耐久性があるとされています。特に、日々のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアが重要です 。

 

インプラントを長持ちさせるためのポイント

①経験豊富な医師を選ぶ
インプラント治療は、経験と技術が成功の鍵となります。経験豊富な歯科医師を選び、信頼できるクリニックで治療を受けることが重要です。

②精密な検査と診断
治療前には詳細な検査と診断が必要です。CTスキャンやデジタルX線などを用いて、正確な治療計画を立てることが成功率を高めます 。

③定期的なメンテナンス
インプラント治療後は、34ヶ月に一度の定期検診を受けることが推奨されます。これにより、インプラント周囲炎などのトラブルを早期に発見し、対応することができます 。

④セルフケアの徹底
日々のブラッシングやデンタルフロスの使用は、インプラントを長持ちさせるために欠かせません。特に、歯垢の除去を徹底することが重要です 。

⑤適切な咬合の管理
歯ぎしりや食いしばりがある場合は、ナイトガードの使用を検討してください。これにより、インプラントにかかる過度な負担を軽減することができます 。

 

10.インプラント治療に関するよくある質問

インプラント治療を検討される際、多くの患者様が抱える疑問や不安についてお答えします。ここでは、治療期間、費用、手術の痛みについて詳しく説明します。

 

治療期間はどのくらい?

インプラント治療の期間は、個々の患者様の状態や治療計画によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。

・初診とカウンセリング: 最初に患者様の口腔内の状態を確認し、インプラント治療が適しているかどうかを判断します。必要に応じてレントゲンやCTスキャンを行い、詳細な診断を行います。初診から治療計画の立案までには約12週間かかります。

・インプラント埋入手術: 診断結果に基づき、インプラントを顎の骨に埋め込む手術を行います。この手術は通常12時間で完了します。

・治癒期間: インプラントが骨としっかり結合するために、通常36ヶ月の治癒期間が必要です。この期間中は仮歯を使用することができます。

・アバットメント装着: 骨とインプラントが結合した後、アバットメントを装着します。これには約12週間かかります。

・人工歯(クラウン)装着: 最終的に人工歯を装着し、治療が完了します。このプロセスは約12週間で完了します。

全体の治療期間は、通常612ヶ月程度となりますが、患者様の状態によってはそれ以上かかることもあります。

 

費用はどれくらいかかる?

インプラント治療の費用は、使用するインプラントの種類や本数、クリニックの設備や技術によって異なります。一般的な費用の目安は以下の通りです。

・インプラント本体の費用: 1本あたり約20万円〜40万円程度です。使用する素材やメーカーによって異なります。

・アバットメントの費用: 約5万円〜10万円程度です。

・人工歯(クラウン)の費用: 約10万円〜20万円程度です。材質やデザインによって異なります。

・その他の費用: 初診料、レントゲンやCTスキャンの費用、手術時の麻酔費用などが別途かかります。

トータルの費用は、1本あたり約35万円〜70万円程度が一般的です。ただし、複数本のインプラントを必要とする場合や、骨移植が必要な場合はさらに費用が増加することがあります。

 

手術は痛いのか?

インプラント手術は、局所麻酔や静脈内鎮静法を用いるため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。しかし、手術後には多少の痛みや腫れが生じることがあります。

・手術中の痛み: 局所麻酔を使用するため、手術中はほとんど痛みを感じません。静脈内鎮静法を併用することで、リラックスした状態で手術を受けることができます。

・手術後の痛み: 手術後の痛みや腫れは通常12週間で改善します。痛み止めや抗生物質が処方されるため、適切に服用することで症状を和らげることができます。

 

インプラント治療は、失った歯を取り戻すための優れた方法ですが、治療期間や費用、手術の痛みについての理解が重要です。松本デンタルオフィス東京では、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療計画を提供し、安心して治療を受けていただけるようサポートしています。無料相談も実施しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。患者様の健康と笑顔を第一に考え、全力でサポートいたします。

 

『 東京審美インプラント治療ガイド:監修 松本デンタルオフィス東京 』
監修:松本デンタルオフィス東京
所在地:東京都東大和市清原4丁目10−27 M‐ONEビル 2F

電話:042-569-8127

 

 *監修者
医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス
院長 松本圭史
*経歴
2005年 日本大学歯学部卒業。2005年 日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 入局。
2006年 日本大学歯学部大学院 入学。2010年 同上 卒業。
2010年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 助教
2013年 日本大学歯学部歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座 専修医
2016年 医療法人社団桜風会 松本デンタルオフィス 新規開院
*所属学会

日本補綴歯科学会
日本口腔インプラント学会
日本歯科審美学会
日本顎咬合学会
*スタディグループ
5-D Japan
Esthetic Explores

詳しいプロフィールはこちらより

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