ワンデイインプラント治療とは?
ワンデイインプラント治療とは、1日で、インプラント体の埋め込み~仮歯の装着までを行います。そのため、治療期間が短く、歯がない状態の日がありません。
通常のインプラント治療は、チタン製のインプラント体を顎の骨が結合するまでの期間があるため、4~6か月後に人工歯を埋入します。
しかし、ワンデイインプラント治療では、治療した日に人工歯を入れるため、その日のうちに天然歯のような噛み心地を手に入れることができます。
ワンデイインプラント治療をおすすめする方
- 総入れ歯を行っている
- 全体的に歯を失っている
- 重度の歯周病の方
- 短期間で治療を完了したい
- 早く安定した歯にしたい
- バランスの取れた綺麗な歯にしたい
ワンデイインプラント治療のメリット
身体の負担が少ないインプラント治療
通常、全ての歯を失ってしまった場合のインプラント治療では、8~14本のインプラントを埋入することが一般的でした。しかし、ワンデイインプラント治療は、片顎4~6本だけを埋入します。
ワンデイインプラント治療は手術時間も短く、治療費も抑えることが可能なため、患者さまの負担を軽減できます。
1日で全体的な嚙み合わせが改善
1日で基本的な治療が終了します。そのため、美しい見た目を手に入れることができ、自分の歯のような噛み心地を実感できます。
手術当日に仮歯を固定可能
ワンデイインプラント治療では、手術した日に仮歯(人工歯)を固定するという特徴があるため、歯がない日はありません。
見た目が美しい
ワンデイインプラント治療は、顎全体の歯を1まとまりと考え、数本のインプラントを埋入することにより、バランスの取れた口元になります。
ワンデイインプラント治療のデメリット
外科手術が必要
インプラント治療は、入れ歯やブリッジとは異なり、外科手術が必要です。
通常のインプラント治療同様、手術後、痛みを感じたり、腫れたりする可能性があります。
当院では、手術が不安な方に静脈内鎮静法をおすすめしております。
局所麻酔に加えて静脈内鎮静法を行うと、リラックスした状態で手術を受けることが可能です。
自費診療のため費用がかかる
インプラント治療は、自費診療のためブリッジや保険入れ歯と比較すると費用が高くなります。
自費診療は保険診療と比べて、費用が高額になりますが使用できる材料の選択肢の幅が広がるため、より良い結果を得られる可能性が高まります。
インプラント周囲炎に注意!
ワンデイインプラント治療が完了した後に、メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)を引き起こす可能性があります。
インプラントは、天然歯と比較すると炎症を起こす可能性が高く、細菌感染してしまうと、骨吸収が進みます。重度になるとインプラントが抜け落ちる場合もあります。
口腔内を清潔な状態に保ち、インプラントを長持ちさせるためには毎日のセルフケアと歯科医院で定期検診を受けることが重要です。
抜歯即時埋入インプラント
抜歯埋入インプラントとは、抜歯を行ったその日のうちにインプラント体を埋入する治療法です。
メリットとしては、治療期間が短く、患者さまの負担を軽減できる点にあります。
抜歯即時埋入インプラントがおすすめの方
- 顎に十分な骨がある方
- 抜歯する歯が健康な方
- 抜歯後、歯がある状態を望む方
- 入れ歯を望まない方